夏から秋にかけて日本は台風の通り道になり、毎年日本に台風が接近したり上陸しています。
台風が接近すると、植木鉢など風で飛ばされやすいものを屋内に退避させたりと台風対策を行いますが、戸建ての場合、マンションと違って植木以外にも自転車やアンテナなど戸建て特有の対策も多くなります。
戸建ての台風対策も様々あるかと思いますが、その中でも最低限やっておいた方がよい対策法を紹介するので、「この対策抜けていた」や「我が家はこれも対策しておかないと」といった気づきを得るきっかけになればと思います。
また、台風が来たときに戸建てならではの現象として、「家が揺れる」ことがありますが、戸建ては揺れても大丈夫なのかについても確認しておきましょう。
台風の対策として戸建てで注意することは?
戸建てでの台風対策は様々ありますが、よくある対策をいくつくか紹介します。
雨戸やシャッターがあれば閉める
雨戸やシャッターは必ず鍵を掛けます。
中途半端に開いていると、強風によって場合によっては雨戸やシャッターが吹き飛んでしまいます。
雨戸やシャッターがない窓の台風対策
台風対策は窓にテープ貼り、段ボールも貼り、カーテンを閉めればOK
台風時の網戸の対策は?外すした方が良いの?固定した方が良いの?
物干し竿は屋内に取り込む
ベランダやバルコニーに設置している物干し竿は飛んでいかないように外して屋内に取り込みます。
植木鉢を移動させる
植木鉢は屋内に移動させるか、屋外であれば風が当たらない場所に移動させます。
自転車は倒しておく
自転車を屋外に出していると、台風の風で倒れてしまう確率が高まります。
あらかじめ自転車を倒しておくと、倒れる心配はなくなります。
アンテナの対策
設置されているアンテナが緩んでおらず、しっかり固定されているか確認します。
一般的に戸建てに設置しているアンテナは10年くらいで寿命を迎えます。
ちなみに、さびついているアンテナは強風で負荷が掛かると、簡単に折れてしまいます。
お風呂のお湯は抜かない
万が一、水道が止まった場合を想定して、水(お湯)を貯めておく。
水が止まったら、この水?お湯?はトイレの流す用に使いましょう。
戸建てで台風時揺れるけど大丈夫?
台風時、遮るものがなく強い風が家に直接当たると家が揺れることがあります。
常に地震のような状態になるが問題はないのでしょうか?
結論から言うと、最近の家であれば問題ありません。
最近の家は構造計算を行った上で建築するので、家が揺れて潰れる心配はありません。
※3回建て以上だと構造計算は法律で義務付けられています。
風で家が揺れる原因はいくつか考えられます。
- 耐震構造より免振構造となっており、揺れやすい作りになっている。
※免振はあえて揺らすことで力を分散させ、大きな被害を防ぐ。 - 木造>鉄骨>鉄筋コンクリートの順番で揺れやすい
※3階>2階>1階と揺れやすい - 木造より鉄骨の方が揺れやすい
※鉄骨は柔らかい - 地盤が弱くて揺れやすい
考えたくないですが、欠陥住宅や経年劣化により揺れやすい状態になっていることもあります。
以下に当てはまる場合は早めに専門家に見てもらった方が良いです。
・後から取り付けたもの(家と一体になっていない雨どいやバルコニー、室外機など)がきちんと取り付けられているか
・外壁にひび割れや破損はないか
・雨が降った後、ベランダやバルコニーの下に雨染みがないか(排水管回りや室内もチェック)
まとめ
いかがでしたか。戸建て住宅の場合、台風対策のチェックポイントはマンションに比べると増えます。
風で飛ばされそうなものをしまったり、固定したりすることが基本になります。
台風時、車の対策も忘れずに行いましょう。
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