9月頃の十五夜、そして10月頃の十三夜はお月見をする・・・という習慣がある家庭は少なくなってきているのではないでしょうか。
私も子供のころからお月見の習慣は全くありません。しかし私も結婚して子供もでき、その子供が4歳にもなると子供との会話がうまくできるようになってきました。そんなかわいい我が子といっぱい思い出を作りたいと思うようになりますよね。過ごしやすい秋になると、「よし!今年はお月見でもするか!」と思い立ちましたが、今までお月見なんてしたことがありませんでした。
お月見でお供えするものは月見団子とススキというのは何となく知っていましたが、どのようにお供えするのか分からなかったので、この記事でお月見のお供え場所はどこがよいのか。団子のお供え方とススキの飾り方について整理しました。
お月見でお供えする場所はどこ?
お月見のお供えは月の見える場所に捧げます。屋外、屋内どちらでも良いですが、お天気が良かったらお月見の時期は外も涼しくて気持ちが良いので屋外がおすすめです。
お家でお月見する場合、月がよく見える場所は、マンションであればベランダや窓になります。一軒家でお庭がある場合は、庭や縁側が良いですね。
月見団子とススキをお供えした後は、家族みんなでしばらく月を鑑賞しましょう。子供と月のウサギを探してみるのも良いですね。
鑑賞後、みんなで団子を食べます。
お月見で団子を乗せる台って何ていうの?
三つの方向に穴が空いている「三方(さんぽう)」という台に団子を乗せます。
三方に穴が空いているから三方です。
ちなみに、四方に穴が空いている四方と言うのも有ります、これは切腹の時に刀を載せる物です。くれぐれも間違えないように。
三方がある家は少ないですね。私の家にもありません。
三方はホームセンターやお月見の時期になるとスーパーで買うことができますが、あまり使い道がないので、三方の代わりにお盆や大きなお皿でも良いでしょう。
もしくは三方を手作りという手もあります。半分にした牛乳パックに紙皿を張り付けて、3カ所穴をあけるか、穴の絵を描きましょう。
ただ、三方だと雰囲気は出るので、1つ買っておいても損はないと思います。写真映えもしますし。
三方は穴の開いていない部分を月に向けるようにしてください。
三宝に和紙(半紙)を乗せます。和紙(半紙)はそのままでも折り曲げてもどちらでもかまいません。
和紙(半)の上に団子を並べていきます。
団子の数は、十五夜は15個、十三夜は13個ですが、みんなで食べきる自信がない場合は、簡略化して十五夜は5個、十三夜は3個でも良いです。
団子の積み方は下記のとおりです。
15個:一段目9個(3×3)、二段目4個(2×2)、三段目2個(縦に2個)
13個:一段目9個(3×3)、二段目4個(2×2)
お月見でススキの飾り方は?
ススキは町中では意外と見つけることができません。
川沿い(河川敷)が近くにあればよく生えています。夜に取りに行くのは危険なので、昼間に取りましょう。
本数も特に決まりはありません。3~5本程度の少量で良いです。
お月見の時期になると、スーパーやお花屋さんでも売っていますが、お月見当日は午前中に売り切れてしまうことが多いので早めに買いましょう。
どうしてもススキが手に入らない場合は、同じイネ科である「ねこじゃらし(エノコログサ)」で代用可能です。
ススキを飾るのはお米の収穫に感謝するという意味あいがあり、稲の穂にススキが似ているから飾るので、同じイネ科の植物であれば代用可能です。
ねこじゃらしは子供もよく知っているので、小さい子供向けにはむしろねこじゃらしの方が喜ぶかもしれません。
調達したススキ(ねこじゃらし)は細い花瓶に入れて団子の横に飾ります。
花瓶がない場合は小さい瓶に入れます。栄養ドリンク剤やお酒の瓶なんかよいでしょう。ラベルははがしましょうね。
瓶もなかったら、仕方がないのでペットボトルにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。お月見をする機会は9月頃の十五夜と、10月頃の十三夜の2回あります。(関東以北では十日夜というのもある)
日本らしい行事なので、特に小さい子供がいる家庭では是非思い出作りのイベントとしてお月見をしてみてはいかがでしょうか。色々と代用も効くので手軽に実施できるかと思います。
我が家もこの秋から恒例イベントに加えたいと思います。
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