お盆やお彼岸の時期に妻の実家のお墓参りをする機会があります。
そんなとき、夫のお墓参りのときの振る舞いに自信がないと、妻の両親の株も下がってしまいます。
この記事では、妻の実家の墓参りでも堂々と振舞えるように、夫の服装やお供え物やお作法について整理しておきましょう。
お墓参りでの男性の服装は?
まず、お墓参り当日に着ていく服装ですが、お墓参りの一般的なマナーとしては「カジュアル(何でも)で良い」ということになりますが、妻の両親と一緒にお墓参りをするという観点からは、上はシャツで、下はスラックス、靴は革靴もしくはスニーカーが無難です。
特に初めてお墓参りをするときは気を使いましょう。
シャツは派手なものは避け、ホワイトやネイビーなど落ち着いた色にしましょう。チェックや赤など派手目なものは避けましょう。
ズボンはスラックスか、チノパンで色は暗めの色が良いでしょう。ジーンズは初回は避けといた方が無難です。
ハーフパンツなど丈の短いパンツも避けましょう。墓地は蚊が多いので虫に刺されますので、虫刺されの観点からも肌の露出は少なくした方が良いです。
靴は革靴がきっちりとして良いですが、墓地が山の奥にあり、階段を登ったりと歩く距離が長い場合はスニーカーにしましょう。
疲れが全然違います。なので、事前に妻に墓地までは結構あるくのかどうか確認しておきましょう。
初回のお墓参りの様子から、次回からはもう少しカジュアルにしてもよいか見極めましょう。
お墓参りのお供え物は何がよい?
お墓参りでのお供え物は基本的には妻の両親が用意してくれると思いますが、妻にこちらから持参すべきか事前に確認しておきましょう。
こちらから持参する場合は、季節の「丸い」くだもの、例えば秋のお彼岸であればみかんが手軽でよいですね。
ちなみに、「丸い」=「縁」ということで、故人との縁を作るという意味もあるので、初めてお墓参りする場合は特におすすめです。
にらやにんにくなど「においが強い」もの、肉や魚など「殺生」をイメージするものは避けましょう。
お墓参りの作法は?
1.寺院の場合はまず本堂へお参りする
墓地が寺院にある場合は、お墓参りの前にまず寺院の本堂をお参りします。
2.故人のお墓の両隣のお墓にもお参りする
故人お墓へ向かいます。
故人のお墓へ到着したら両隣のお墓にもお参りしましょう。様々な人にお世話になっているという感謝の気持ちを表すために両隣のお墓にもご挨拶するという感じですね。頭を下げるだけで良いです。
3.お墓の掃除をする
両隣のお墓へのお参りが済んだら、今度は故人のお墓へのお参りを始める前にお墓の掃除をします。
お墓の周りの草や木の枝やごみなどを拾います。
そして墓石に水を掛けながら雑巾で丁寧に拭いてきれいにします。たわしなどこするものは墓石に傷がつくのでやめましょう。
4.お参りします
まず墓石に柄杓で水を掛けて清めます。
花立てにお花を立てます。
水鉢(墓石中央のくぼみ部分)に水を入れ、お供え物を置きます。
一人2~3本のお線香に火を付けます。そして火を消しますが、口で吹いて消してはいけません。お線香を持った手を振って火を消します。火を消して煙が出ているのを確認して線香立て(横置きの場合もある)に置いて合掌します。
お線香は燃やし切ります。
お線香をあげる順番は故人と近しい間柄の人の順番なので、妻の実家のお墓であれば夫は最後の方になるでしょう。妻の次になるとは限りませんので注意です。
これでお参りは終了です。
5.お参り後はお供え物を持ち帰る
お参りが終わったらお供え物は忘れずに持ち帰ります。持ち帰ったお供え物は自宅で食べましょう。
お墓にお供え物をそのまま置いて帰ると、墓石にシミやサビができたり、カラスや動物が食べて荒らしてしまう恐れがあるので食べ物は持ち帰りましょう。
お花はそのままにしておいて大丈夫です。持ち帰ってもよいです。
まとめ
いかがでしたか。お墓参りでは地味なものできっちりとした服装にしておき、お供え物を持参する場合はみかんなど季節のフルーツがおすすめです。
お墓参り時は両隣のお墓にも忘れずにお参りし、お参り後は食べ物のお供え物は持ち帰るという流れになります。
この記事が妻の実家のお墓参りに行くことになったあたたのお役に立てれば幸いです。
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